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マイ観劇記

Welcome! ご両親が銚子生まれ銚子育ちの宮内麻衣さんが出演、今後の活躍に期待!

キャッツ 平成17年も残り少なくなり、今年の思い出として、劇団四季「オペラ座の怪人」を取り上げたいと存じます。観劇に出かけたのは、7月9日。今年の夏はとても暑かったが、この日は曇り。銚子から来た高速バスに佐原市玉造から乗り、東京駅から山の手線にて、JR新橋駅汐留改札口から地下通路を、会話をしながら歩いて5分ほどで電通四季劇場「海」に到着しました。 宝塚歌劇では、怪人(ファントム)は、エリックという名前で登場していて、オペラ座の元支配人であった父親が、息子を地下に隠れ家に住まわせたことから始まっています。原作や、映画は見ていませんのであまり詳しくありませんが、母親にしか愛されなかった悲しみを、怪人は、これから、登場するクリスティーヌへの愛として慕って行く姿は、共通しています。ちょうどこの日、ご近所の宮内麻衣さんが、女性アンサンブルとして登場するとあって、楽しみが2倍に膨らみました。ご両親は、銚子生まれの銚子育ちです。開演の時間になり、場内が暗くなり・・。何故か?オペラハウスの品物のオークション場面から始まり、老人の手にしたオルゴールの懐かしい音。シャンデリアを覆っていたベールが取り払われた瞬間から、ガストン・ルルー原作の、19世紀半ば、パリ・オペラ座を舞台に悲劇の幕は開いた。地下に幽霊が?怪人の仕業で、奇怪な事件の連続。コーラスガールのクリスティーヌの歌声に惹かれ、音楽の天使と称した怪人は、地下に舟で導き、音楽のレッスンを施し、彼女を、オペラ座のプリマドンナに仕立てようと支配人らを脅迫してしまうのだが、カルロッタ(プリマドンナ)を恐れるあまり、この要求に応じなかった為に、殺人事件へと発展。好奇心?なのか クリスティーヌが怪人の仮面を剥ぎ取ってしまうのだが、それが、きっかけで、怪人の心の内を知る。しかし、幼なじみのラウル子爵とのラブシーンを見てしまった怪人は、怒りのあまり、プリマドンナの舞台を演じるクリスティーヌにシャンデリアを落としてしまう。そして、半年後、「ドンファンの勝利」を歌うクリスティーヌを地下へとさらって行く。 助けにラウル子爵が現れ、怪人の罠にかかり、激しいやりとりで、火花も散った。対決の後、怪人が、ラウル子爵にクリスティーヌを差し出し、舟で去ってゆく二人を見つめる怪人の姿の孤独と優しさは、小生の涙を誘いました。幕が閉じて、100万人突破の大スクリーンを後にして、家路にたどりつきましたが、唯一の持ち帰ったのは、感動という名のお土産です。忘れてならないのは、途中、白い妖精のような、女性アンサンブルの登場が数回ありました。その中の一人が宮内麻衣さんです。2年前に、オーディション合格後、すぐに「アンデルセン」「コーラスライン」「オペラ座の怪人」の舞台を踏み、先月の11月12日より、キャッツシアター(東京・五反田)にて、「キャッツ」ビクトリア役(白猫)で、ロングランで出演中でございます。今後の彼女の活躍に期待したいものです。是非、銚子の皆様方にも、応援していただいて、キャッツシアター(東京・五反田)へ、ご家族、ご友人とご一緒に、お出かけ下さい。宜しくお願い申し上げます。「キャッツ」は何度でも見たくなる作品です。夢の世界へと誘ってくれることでしょう。ご拝読有難うございました。

( 2005年12月掲載 )